127フィルム(ベスト判フィルム)を作る方法を完成させたら、
次にやる事はスキャニング方法の検討です。
最初はお手軽に次のような方法を試してみました。
既に壊れたスキャナF3200に付属していたホルダカバーを使いました。
カバーの透明板の上に糸を張り渡し、両端を固定します。
この糸をフィルム抑えとするわけです。
スキャンプレビューするとこんな具合。
しかし、この方法は、何かスマートさに欠けるような気がしました。
それで、いつものことですが、
定形外フィルムをスキャンする場合の常套手段、
フィルムマスクを今回も作成する事にしました。
まず試作。
120フィルム(ブローニーフィルム)と同じ幅の紙の中に、
127フィルムを仕込んでしまいます。
そして、後はスキャナGT-X970に普通にセット。
次のようなプレビュー画面を得ます。
やはり、こちらの方がカッコ良いです。
ただし試作の段階では寸法の押さえが甘かったので、
本番では厳密に寸法を決めました。
次の写真が熟考の跡を物語っています。
寸法を検討した殴り書きのスケッチと、切り出したパーツです。
パーツは、中央が厚手の黒い紙(フィルムより少し厚め)、
その両脇の枠はイラストレーションボード(1mm厚)で作りました。
パーツを張り合わせるとこうなります。
上が試作品。下が本番で、長さを長くして4コマ分に対応しました。
ダミーフィルムを潜らせてみると、ちょうど良い感じ。
これをスキャナーにセットすれば、
先程と同じようにプレビュー画面が出てきます。
さて、ここで面白い事を発見しました。
GT-X970にブローニーフィルム用のホルダをセットすると、
スキャナはブローニーサイズの画像を読み取ろうとします。
だから、プレビュー画面で「通常表示」から「サムネイル表示」に切り替えると、
デフォルト設定では次のようになってしまいます。
スキャナが困惑していますね。可愛いです。
6cmx6cmのブローニーサイズでなく、
4cmx4cmの画像が並んだフィルムなので、
各コマを識別できずにいるのですね。
しかし、ここからが本題ですが、『環境設定』で、
ブローニーフィルムのサイズを6x4.5と設定してあげたところ、
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