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前回)からの続きです。
公園の滑り台を、ズリズリと滑っている娘の動画があります。
35年前のものですから、原板は8mmフィルムです。
それをデジタル化して保存しています。
また、母とブランコに揺られているものもあります。
その他、全部合わせても、わずか2分ほどの動画です。
フィルムのリールには「81年7月青葉公園」と書かれていました。
だから、この公園が撮影場所であることは当然です。
ところが随分と昔のことなので、
・動画の映像、
・青葉公園という名称、
・撮影に使ったキャノンの8mmカメラ、
などの個別の記憶は確かながら、
「吉祥寺北町のあの場所で私がカメラを構えて撮影したんだ!」
という実感はほとんど消えています。
撮影の結果としての「映像」はもちろん貴重ですが、
むしろ、その撮影プロセスの「実感」こそが、
実はもっと貴重な人生の果実ではないのか、
と最近思うようになりました。
というわけで、その果実を再収穫するために、
この青葉公園を再訪することにしました。
そして、新旧の風景を比較して、時の経過も実感してみたいのです。
さて、新旧の風景を比較するためには、
昔の公園の姿もきちんと確認したくなります。
となると、古く色あせた8mm動画では少し心もとないです。
それで昔の写真を探ってみたら、ありました。
これまでは特に撮影場所を特定していなかった写真ですが、
今回の8mmフィルムの映像と照合することによって、
青葉公園の写真と判明したものです。
例えば次の写真、1982年の夏の青葉公園です。
その他の動画も、この際、抜粋で載せておきましょう。
まず、別な角度からのブランコ。
次はお砂場あそび。
(
続く)
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