110フィルムは二度死ぬ
2015-09-03


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こうしてヘリコイドのトルク感が戻ったら、
レンズ本体をボディに付けて無限遠の位置を決めます。
(スプリットイメージを覗きながら出来るので簡単です)
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それが済んだら、ヘリコイドの位置を変えないようにして距離環を被せます。
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距離環の無限遠のマークを、レンズ本体の赤三角マークに合わせればOKです。
ちなみに、この交換レンズは購入時にたまたま着いていたものですが、
焦点距離は50mm(135フィルム換算で100mm)ですから私の好みの画角です。

さて、調整済んで、撮影準備です。
まず電池を入れます。LR44を二個使います。
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この写真で白矢印が「フィルム感度検知用」の突起です。

フィルムを見てみると、ISO感度「200」なのですが、
次のようにタブの切り込みはありません。
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ということは、このフィルムは感度「100」のフィルムとして認識され、
その結果、露出は一段オーバーとなるはずですので、
その分、現像は少しあっさり目に切り上げる方が良さそうです。

そして、撮影終了。
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自家現像するために、カートリッジからフィルムだけを取出します。
それには、この写真で黒色の裏紙を引き出すと、フィルムも出てきます。
ここで失敗。
「エイヤッ!」と引き出したため、膜面に引っ〓きキズが付きました。
もう少し丁寧に扱う必要がありました。

そんなこんなの撮影例の一部を載せます。

いつもの公園で解像度チェック。
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明治通りでタテ使い。
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鬼子母神の駄菓子屋で暗部のディテールチェック。
画面の下半分に引っ掻き傷の線が青く残っています。ちょっと残念。
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最後は、本殿に向かって撮影。
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逆光でもそれなりに写ります。

このフィルムを私が次に使ってみたくなるのは一年後くらいでしょうか。
でも、その頃には淘汰されて無くなっているような気がします。

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[カメラには名前あり]

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