子から孫へのママタルト目白台
2015-01-21


椿山荘方面へ散歩した帰り道、
「MAMATARTE ママタルト」でリンゴパイ(アップルパイ)を買いました。
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目白駅から目白通りをずーっと東へ進むと、
椿山荘の少し手前にある小さなお店です。

ここで話がとんでしまうのですが、40年以上前のこと、
「アン・ノン世代」の女房にとって、
目白で「パイ」と言えば「エンゼル」だったそうです。
(目白駅からは少し遠いけれど)エンゼルの前を通れば買い求め、
車で通り過ぎるだけの時は、小さなお店の青い外壁を車窓から確認し、
パイを食べた気分になっていたらしい。

だから、8年前に目白に戻って来た時、女房が真っ先に考えたのは
「またエンゼルのパイが食べられる!」だったそうです。
そして何回かお店に行きました。
でも、そのお店で、オーナーである年配の御婦人から伺ったのは、
「このお店も、もうすぐ閉めてしまうのですよ」
という残念な話でした。
姉妹お二人で、何十年もやっていらしたお店だそうです。
後継者がいらっしゃらなかったのでしょうか。
そして、しばらくして、またお店に立ち寄ろうとしたら閉店になっていました。

ところが、世の中は面白いもので、
パイを買えず、がっかりして目白駅方面に戻ろうとした女房の目の前に、
何と別なパイのお店「ママタルト」があったのです。
それまで、なぜ気が付かなかったのか、しいて理由を探せば
「エンゼルにあまりに近すぎたから」くらいしかありません。
あと、40年前に私達が目白で暮らしていた時には、
「エンゼル」は既にアンアン&ノンノで評判のお店でしたが、
「ママタルト」は未だ存在していなかったので、
女房の辞書に載っていなかったせいかも知れません。

このママタルトは1977年の創業で(関係ないけど我家の長女の誕生はその直後!)
今は、創業者のお孫さんが三代目として後を継いでいるそうです。
ということは、先日「リンゴパイ」を包んでくれたオバサマは、
ママタルトのママ(二代目さん)になるのでしょうか?
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とにかく、お店を継いでくれる人がいるって、幸せなことですね。

さて、やっと本題の「リンゴパイ」。
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リンゴ本来の甘みと酸味もしっかり残っていて、いかにも手づくり。
三代目、なかなかやるね!、という美味しさでしたよ。

(追記)いちごパイの写真も載せておきます。
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[目白の風景 今昔]
[目白のお店(お勧め)]

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