明治通りのイチョウ並木が消えた?(1)
2013-08-15



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この写真は40年前の都電学習院下近くの風景です。
右側が都電、左側に明治通り、正面が千登世橋になります。
一月の風景なのでイチョウの並木も裸です。
それでも、この街路樹があってこその明治通りです。

このイチョウ並木、暫くの間「さようなら」となりそうです。
「環状第5の1号線」の工事のために、ここの道路線形が変わり、
並木にも手を付けざるを得なくなるようです。

名残惜しさに、通りの風景を振り返ってみることにしました。
2012年8月、Hasselblad 500Cで撮影。
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2012年12月、Olympus E-P3で撮影。
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2013年1月、Nikon D600で撮影。
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2013年5月、フジペットで撮影。
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2013年8月2日、Mamiya m645で撮影。
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通りの左側に工事用車両が3台写っています。
イチョウの伐採中でした。

そして8月13日、Olympus E-P3で撮影。
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左側はすっかりクリアランスされました。
右側はまだ残っています。

逆方向(新宿方向)を見てみると、
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こちらは道路工事の範囲外なので、並木は両側とも手つかずのようです。

さて、伐採あとを近くで見てみると、
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アスファルトで仮舗装されています。
この付近は、道路中央対面の2車線分を掘割形式とするために、
道路幅が最大で6mほど拡幅されるそうです。
という事は、写真左側の千登世橋中学校(40年前は高田中学校)の校庭も
無傷ではいられないという事なのでしょうか?

こんなお知らせが学校入口近くに掲示されていました。
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また、伐採あとの先ほどの続きです。
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中央遠景の千登世橋手前は、イチョウがまだ数本残っていました。

道路の反対側から見ると、
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枝は切り落とされていますが、樹木は健在です。
この付近では前述の2車線が、掘割でなく完全に地下道路になるので、
道路幅と並木には手を付けなくても良いのかも知れません。

それにしても、この地下道路が建設されると、
千登世橋付近の交通施設は、地上の高い所から順に、
目白通り・明治通りと都電・明治通りバイバス地下道路・副都心線、
と4層構造になります。
目白が未来都市に変貌するのかな。

工事が完全に終了する時は、多分、イチョウの若木が植えられるはずです。
今でも傷んだ樹木の換わりに、所々植えられています。

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[目白の風景 今昔]

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