下の写真は丁度40年前の5月の伊勢神宮です。
第六十回式年遷宮の年でした。Minolta SR-7で撮影。
皇大神宮御正宮
宇治橋
こちらは丁度20年前の10月の伊勢神宮です。
第六十一回式年遷宮の年でした。大衆向けカメラで撮影。
五十鈴川と御手洗場
そして今年、第六十二回式年遷宮の年の写真はまだありません。
遅ればせながらこれから行くのです。
カメラはどれを持って行くか迷います。
二十年毎に隣接地に新しい社を再現して行くという
この式年遷宮のありかたは素晴らしいです。
苔むした古い社と、ヒノキの香りの匂い立つ新しい社を同時に眺めると、
古代の人々の美意識の高みに圧倒されそうになります。
また、もの造りにおける技術伝承のシステムとして、理想的とも言われています。
「屋根の堅魚木の先端金物はどうなっていたんだっけ?」
と職人さんが疑問を持っても、隣の社を見ればすぐ解決しますからね。
まあ、そんなレベルの話ではないでしょうが。
我家でも先日、遷宮しました。
右のold-Macから左のnew-Mac へデータやソフトを移しました。
データなどは、不要なものを除いて軽量にしてコピーし、
ソフトはできるだけ新規にインストールし直しました。
上の写真は、新旧を比較検証しているところです。
快適にパソコンを使うために、あるいは故障してやむを得ず、
このように定期的に機器やソフトを更新しています。
もっとも、左側のキーボードは十年以上前のMacG4のものです。
最近のAppleキーボードは見た目優先で使いにくいです。
古いiPhotoから新しいバージョンのiPhotoへのデータの移行には難儀しましたが、
何とか成功し、生のスキャンデータからのiPhoto再構築はやらずに済みました。
どうにもならない時の最後の拠り所、と思っていたその生データは下の写真にあります。
右の黒い物体がそれです。
ネットワークハードドライブ、我家のパソコン全般のバックアップを担っています。
ここは下駄箱(今はシュークロゼットというらしい)の片隅です。
言わば、我家の奥の院。ここでひっそりと役目を果たしています。
安心です。
とはいっても、
同じ家の中の事ですので、万一火事にでもなったら全てがパーです。
それで、例の本当に大事なiPhotoライブラリデータは、
現在地方都市に住んでいる娘のiMacにも保存しておく事にしました。
関東大震災に備えてです。
これは、式年遷宮というよりも、首都機能移転というべきか?
(終り)
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