中判カメラを買った理由は、
上から覗くスタイルに憧れたからだけではありません。
カメラ雑誌に載っていた、プロの風景写真に感動したからでもあります。
例えば、森の風景を撮影していながら、
良く見ると葉っぱの一枚一枚が写っているような写真
への素朴な驚きと憧憬?がありました。
それらの写真のクレジットには、
リンホフスーパーテヒニカとかトヨビュー何とかなど、
撮影機材として、いわゆる大型カメラの名前が載っていました。
昔の雑誌では、下の写真のように素人を扇動したりするんです。
右側の丸に大型カメラ購入を勧める記事があります。
ちなみに左側の丸が私を誘惑したマミヤm645の広告です。
それで、大判はさすがに無理としても中判くらいならと考えました。
当時、日常使用には十分すぎる機能の”Nikon F2”を持ちながら、
熟慮?の結果、ついに”マミヤC220 Professional”を手に入れました。
その頃の手あかの付いたカタログが残っていました。
熟慮したかどうかは怪しいですが、熱読・熟読はしたようです。
この二眼レフ、かなり気負い込んで買ったはずなのに、
最初に何を撮ったのか、実は記憶が定かではありませんでした。
それで、昔のネガファイルを取出して調べてみました。
多くのネガスリーブには、撮影日とテーマが記されています。
その頃の私は結構、ヒマで几帳面な性格だったようです。
そして特定しました。
記念すべき最初の一枚。
最も古い日付が記されていたフィルムの一コマ目です。
1976年3月28日に指をしゃぶる二人の姪を撮ったものです。
この傾き加減とか、ピンボケ具合とか、いかにも最初の一枚です。
その後、特にピント合わせには気を付けました。
ものの本によれば、「目」にピントを合わせること、
それも斜め顔であれば、手前の目に合わせるのが基本だとありました。
次は、購入後しばらくしてからの写真です。
ピントはまあまあですが、厳密に言うと奥側の目にピントが合っています。
三脚を使用しないスナップショットでは限界があります。
それ以降も、現像から上がった写真を見る度に、
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