(
前回)からの続きです。
高校時代の修学旅行の観光ルートを合成すると次のようになります。
また、三回にわたる考察でそれぞれの写真の撮影場所がおおよそ確定したので、
写真に位置情報を与え、Lightroom上でマップ表示をしてみました。
(移動を示す矢印は描き加えたものです)
まず、広域図:
伊勢・明日香・奈良・京都と代表的な観光地を巡っています
次に、京都市内だけを拡大した図:
東山から出発し、洛北から嵐山・嵯峨野と巡り、京都駅が終点のバス観光です
そして時間情報も加味し、後付けながら「旅程表」を作成してみました。
■<初日(第二学年終りの春休みと推定して)仮に3/28>
新幹線で名古屋 → 近鉄線に乗り換えて宇治山田駅まで
・01 伊勢神宮 外宮及び内宮参拝
バス又は国鉄で 二見浦まで移動 旅館着 宿泊
■<二日目 3/29>
・02 二見浦の夫婦岩にて日の出参拝
近鉄電車で移動 03
・04 石舞台
・05 飛鳥寺
(途中)大和三山を遠望 06
・07 法隆寺
・08 平城宮址
・09 猿沢池
猿沢池近くの旅館着 宿泊
■<三日目 3/30>
・10 唐招提寺
・11 薬師寺
・12 興福寺
-----ここから二枚目-----
・01 東大寺念仏堂近辺(?)
・02 東大寺戒壇堂
・03 東大寺大仏殿
京都へ移動 市内東部の旅館着
・04 清水寺から夜の京都市街を遠望 旅館に戻り宿泊
■<四日目 3/31>
・05 慈照寺銀閣
・06 大徳寺大仙院
・07 龍安寺
・08 渡月橋
・09 大覚寺
・10 嵯峨野清涼寺
・11 落柿舎
・12 西芳寺
・13 不明
・14 不明
・15 京都駅新幹線ホーム → 深夜帰宅へ
この旅程表を頭に入れながら、
次のように並べ直した写真を眺めていると、
すっかり忘れてしまっていた旅行を追体験している感じになります。
「どんな順番で、どんな場所を観光したらよいか?」について、
旅行社と先生たちが知恵を絞ったことと思いますが、
二見浦で日の出を見たり、清水寺から京都の夜景を楽しんだり、
色々な工夫が散りばめられた素晴らしいスケジュールですね。
当時の私は修学旅行について、あまり感激もしなかったのですが(勿体無い!)、
半世紀の時を経て、やっとその体験が自分のものになったような気がします。
若い男の無骨な感性って、本当に救いがたいですね。
(終り)
------------------------------------------------------------
(追記)
その後も、ちょっと気になっていた写真について、
撮影地の特定に向けて検証していました。
例えば、次の集合写真の周りにある写真、
他のページと同様な構成であれば、
これらは京都の名所のどこかの写真のはずです。
でも、白抜きの二枚がどこのものなのか、最近まで判別できませんでした。
急転直下、解決してしまいました。
セコメントをする