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前回)からの続きです。
真鍮製のHOゲージ電気機関車を作って走らせてみたところ、
気分が盛り上がり、さらにこの電車で遊んでみたくなりました。
それで、元々は付いていないヘッドライトを装備してみました。
ただし、照明用に用意された穴はないので、
とりあえず機関士用の窓から飛び出させています。
この照明は3mmΦのLEDで作りました。
一応、前進後退ごとに、
その進行方向のヘッドライトが点くようになっています。
この基盤(というほどのものではないですが)の写真は次。
ダイオードで進行方向ごとに振り分けた電気を、
ここに見えている1KΩの抵抗で必要電圧まで下げます。
本当は一個の抵抗でまかなえるのですが、
あまりに安いので(100個で100円)、前後のLEDごとに繋ぎました。
そして更に調子に乗って、
今度は光るべきところが光るように、
もっと困難な細工に挑戦したくなりました。
次の写真はキット付属のヘッドライト。
これを光らせるわけです。
このライトはもちろん飾りです。
この中に本当に光るLED照明を組み込むことにしました。
その工作の途中段階が次の写真です。
ピンバイスにルーター用の切削ビットを装着して、
ヘッドライト背面に約3mmの穴を開けたところです。
(最初からLEDを組み込む計画にしていれば、
ヘッドライト前面の透明プラスチック板を接着する前に、
リード線が通過するだけの細い穴を開ければOKでした)
そして、3mmの穴に、写真で左手前に写っているLEDチップを埋め込みます。
このLEDチップのサイズは1.6mm x 0.8mmの小ささ。
十分納めることが可能ですね。
そして、穴の中でLEDの位置決めをしたら瞬間接着剤を充填します。
これで部品としては完成です。
最初に実験したLEDと並べてみました。
ちなみに車体の中は次のようです。
ニクロム線を当初の長さのまま押し込んだので、とぐろを巻いています。
この状態で電気を点けると、
後ろの穴から光が漏れてしまいました。
それで次のように黒ゴム接着剤で塞ぎました。
そして、本当に完成!
ちゃんとヘッドライトが光るって、恰好いいです。
今回の追加工作の部品代:
・表面実装用白色LED(リード付) 40 円 x 2個 = 80 円
・整流用ショットキーダイオード(40V1A) 14 円 x 2個 = 28 円
・カーボン抵抗 1/2W 1kΩ 1 円 x 2個 = 2 円
合計:110 円(秋月電子通商にて激安!)
(終り)
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