アンニュイな午後にクチーナカフェ目白
2017-06-11


特に急ぎの用事もなく、何となく怠惰に過ごしてしまう日の午後、
「このまま一日中、家の中にこもっているのは良くないのでは?」
という軽い罪悪感みたいなものに捕らわれ、お出かけすることがあります。
たいしたところへ行くのではなく、
例えば、読みかけの文庫本などを持って、
近くのカフェにコーヒーを飲みに行く程度ですが。
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そんな感じの同類たちを、ちらほら見かけるような気がする喫茶店。
" ラ・クチーナカフェ La Cucina Caffe "です。
この写真は、二階席から窓越しに目白通りのイチョウを眺めているところ。
一人でゆったりくつろいでいる人が多い、と思います。

お店のドアを開けると、
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ショーケースとレジがあるので、そこでケーキセットを注文。
コーヒーとケーキの乗ったトレイを持って、奥の階段を登ります。
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すると何やら秘密めいた細長い廊下があり、
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その先に、二階席があります。
古い民家の屋根裏部屋でくつろぐような感じです。

目白三丁目の交差点から西へ三軒目。
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贅沢ではないが小綺麗な喫茶店です。
二人分のケーキセットを頼んでも、確か1,300円程度とお値打ちでした。

先日訪れた後、目白三丁目の交差点の風景を見て、
そう言えば、この近くの喫茶店で昔も同じような時間を過ごしたな、
と40年前のかすかな記憶が甦りました。
確かに、住んでいたアパート彩雲荘から、5分ほど歩き、
協和銀行(今のりそな)の角から交差点を渡って入った喫茶店で、
コーヒーを飲みながら漫画週刊誌などを読んだりしたな、
と思い出したのです。
不思議なもので、その店でよく流れていた音楽が、
ジェームス・ブラウンだったことも思い出しました。
" Get Up !,Get Up !, Like A Sex Machine "とかシャウトしてました。

「何て名前のお店だったかな? 正確な場所はどこだったかな?」
どうでも良いことなのですが、気になりだすと判明するまで落ち着きません。
それで、40年前の住宅地図で調べてみました。
結果は次の通り。
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昔行っていたお店の名前は、「さかえコーヒー」。
場所は、今回紹介した" ラ・クチーナカフェ La Cucina Caffe "のお隣でした。
「さかえコーヒー」を囲い込むようにルノアールがあって、
そのルノアールの半分が、今のクチーナカフェなのでした。

40年前も、同じこの交差点の周辺でアンニュイな午後を過ごしていたんだな、
と思うと、そんな無為な時間も、ちょっと懐かしいです。
[目白の風景 今昔]
[目白のお店(お勧め)]

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