北町保育園への道1
2016-10-07


前回)からの続きです。

長女の通う武蔵野市立「北町保育園」へ、
一家三人でお出かけした動画がありました。
内容を見ると、保育園の参観日だったようです。
その動画の最初の部分を切り出してみます。

1981年の7月26日、私にとって8mmフィルム初体験でした。
朝の日差しが眩しい、いかにも夏!っていう映像でしょう?
道路面のハイライトとシャドウのコントラストが、
本当に「記憶の中の景色」っぽいと思います。

この道が現在どうなっているか、先日確認してみました。
[画像]
まず撮影場所の確定については、
この辺かな?と見当をつけた場所で間違いありませんでした。
昔の動画では、電柱に「子供の飛び出し注意」の看板があり、
子供の代わりにオバちゃんが飛び出してきていますが、その路地がありました。
そして、その手前にはマンホールが動画と同じ部分にありました。
また、突き当りが十字路でなく、T字路であることも傍証ですね。
国土地理院の空中写真に撮影位置を示すと、次のようになります。
[画像]

そして何よりも、私たちが住んでいた北町一丁目の「富士ハイム」から、
「北町保育園」へ向かう道の、最初の部分であることも傍証の一つです。
だって、初体験の8mmカメラ、使いたくてしょうがないはずですから、
その撮影ボタン、外に出て歩き始めて、すぐに押したに決まってますよね。

ところが、このカメラの保証書が残っていて、
そこには購入日として"1981.7.8"と記入されていました。
[画像]
ということは、購入から最初の撮影まで18日間も経っています。

今デジタルカメラを買ったら、その日にすぐ試写するはずです。
でも昔は3分間の8mmフィルムは現像代と合わせると二千円くらいしたのかな、
そういう高価で貴重なフィルムでしたから、
撮影する価値のあるイベントが来るまで、我慢して待っていたのでしょうね。
そして遂に保育園の参観日!!だったんですね。
そのころは、ポケットに入る小さな機械(スマホ)で、
すぐ動画が撮れるような時代が来るとは、思いもしなかったです。

そんな8mmフィルム用カメラは、"キャノン Canon 514XL"
[画像]
再び使用することは絶対にありえませんが、まだ捨てられません。

続く
[吉祥寺の風景 今昔]
[カメラには名前あり]

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