狭くて広い林芙美子記念館
2015-05-10


林芙美子記念館に行ってきました。
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ふとしたきっかけから「放浪記」を読んだからです。
読後感は、男性遍歴ストーリーのような印象を持ちました。
実際に、林芙美子さんて魅力的な女性だったのでしょう。
彼女の小説って、理系の私にはおよそ縁のなさそうな本ですが、
iPhoneの「青空文庫」に内蔵されている151冊の作品の一つなので、
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気軽に読み始め、
電車の待ち時間やちょっとした空き時間で読めちゃったりします。
「放浪記」結構おもしろかったです。
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iPhone_6_Plusで読むと、文字も大きくて楽ですね。

この記念館は新宿区中井二丁目にあります。
目白からは、新目白通りと山手通りを越えなければいけないので、
「うむ、今日の散歩は一万歩コースだな」という気分になります。
記念館は南だれの住宅街の一角にあり、
ちょっと雰囲気のある路地に面して玄関が設けられていました。
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と思ったら、これは昔の玄関で現在の入口は別でした。

ここまでの撮影は手軽にiPhoneで済ませ、そして、
この後の敷地の中では、中判カメラの"マミヤ_m645_Super"で撮りました。
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記念館の概説によると、この住宅が建てられた時代は建坪制限があったため、
芙美子自身と夫用の建物を別々に建て、その後、連結させたそうです。
その昭和十年代としては倹しい住まいだったということなのか、
説明して下さったボランティアの女性は、
「狭い家を広く使う芙美子の工夫」を随所で強調していました。
でも、今風に言ったら10LDKくらいの感じです。
庶民感覚の私は、「これで狭いのか!」と思いました。

面白かったのは、お庭も住宅に対して適当な広さがあったのですが、
今の季節、新緑のみどりが庭に溢れて、お庭が狭く感じられたことです。
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現像してみたら、中判フィルムの画面いっぱいに、五月の新緑が写っていました。

さて、この日の東京は五月としては気温が高く、記念館の外は真夏でしたよ。
そんな風景を、残りのフィルムで撮影しました。
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これからは日傘をさした女性が、みな林芙美子さんに見えてしまいそうな季節です。
[目白の風景 今昔]
[写真 walk & shoot]

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