長崎旅情(3)長崎は今日も晴れだった
2015-01-07


前回)からの続きです。

ちょっと古い歌謡曲ですが、
春日八郎の「長崎の女(ひと)」にこんな歌詞がありました。
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夢をまさぐる 『オランダ坂』に
しのび泣くよな 夜が来る
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それで、長崎と言えばオランダ坂か、と思い15年前に次の写真を撮りました。
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この時は晴天でした。
でも長崎と言えばやはり「雨」ですよね。
内山田洋とクール・ファイブの「長崎は今日も雨だった」の歌詞はこうです。
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さがし、さがし求めて ひとり、ひとりさまよえば
行けど切ない 『石だたみ』
ああ 長崎は今日も雨だった
...
それで、今回は雨に濡れて銀鼠に光る石だたみの写真を撮ろうと思いました。
旅程の前半は晴れ、後半は雨、の気象予報だったからでもあります。
ところがその後半に撮った石だたみは次のとおりです。
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これは、東山手居留地の入口からオランダ坂へ向かう石だたみですね。
そして、外国人居留地時代の「領事館の丘」に現存する坂道と石垣もこのとおり。
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雨が降らなかったので、全然濡れていません。
結局、今回の旅行は、天気には恵まれ過ぎの旅だったんです。
タクシーの運転手さんが言うには、「長崎は雨、少ないよー」だそうです。
では、歌のイメージは何だったのでしょうね?

そのかわり、天気が良いので、市電と徒歩、時々タクシーで、
市内のあちこちを見物できました。
また、歌謡曲ですが、青江三奈の「長崎ブルース」にこう歌われています
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どうすりゃいいのさ 『思案橋』
『丸山』せつない 恋灯り
ああ せつない長崎ブルースよ
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それで行って見ました『思案橋』。
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停留所名は「思案橋」でも、もう橋自体はないのですね。
一応、1970年に欄干の一部が復元されていました。
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さらに行って見ました『丸山』。
長崎の「丸山」は、江戸の吉原、京の島原と共に日本三大遊郭の一つでした。
その丸山の入口が、次の写真の丸山交番付近だそうです。
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かすかに、そんな花街の雰囲気を醸し出しているような気がします。

それでも観光名所としては、跡ではなく現存して欲しいです。
そんな意味で本物を求める私が気に入ったのは「眼鏡橋」です。
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市内を流れる中島川にかかるこの橋は、
1634年に唐僧黙子(もくす)禅師によって架設された、わが国最古の石造アーチ橋です。
400年の時を経て語りかけてくるものがあります。

もう一つ、現役の職人さんが作る「べっ甲細工」も必見。
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これは眼鏡橋近くの「江崎べっ甲店」の店内で見ることができる作業風景です。
お店の外観は黒塀を廻らして高級料亭のようでした。
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[旅のつれづれ]

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