土用の丑の日、今年は7月29日です。
本日の東京新聞に、日本橋の老舗「伊勢定」の経営者であり
東京鰻蒲焼商組合理事長でもある富田蓮右衛門さんの話が載っていました。
富田さんによると、うなぎの値上がりによる客離れで、
関東一円ではここ数年で何十軒もの専門店が廃業したそうです。

うなぎ好きの私は、少々高くなっても「客離れ」できず、実は昨日いってきました。
その「日本橋 鰻 伊勢定」の池袋店です。西武の8階にあります。
年に一度のことなので少し贅沢して、うな重と肝吸いを、二人で一万円弱。
このお店に来ると、なぜか奥の窓際席に案内されることが多いです。
この日もそうでした。
そして、ここはグリーン大通りを真下に見下ろす絶景ポイントなのです。
この通りは、随分昔のことながら、護国寺方面への都電17系統が走っていた道路ですね。
将来的には、グリーン大通りからサンシャイン等へ向かうLRT（路面電車）
の構想があるそうです。賛成！

ここで、ふと思い出しました。
先日、当ブログにいらしたnagaさんのご記憶にある本屋（新栄堂）の事です。
上の写真で見ると、「カラオケ歌広場」の看板が目立つビルが、
昔の新栄堂の跡地に建設された建物です。
食後に地上まで降りて、交差点からも撮影してみました。

一階はマツモトキヨシになっています。
というよりも、このビルは「マツモトキヨシ池袋東口第一ビル」なのです。
右隣の三角ビルで営業している「Sweetie Nail」も、
マツキヨが全国展開しているネイルサロンです。

せっかくなので、この街区の40年前のお店と現在のお店を対照させてみました。
（最初の写真で、反時計周りに順番に）

・新栄堂書店 → マツモトキヨシ池袋東口第一ビル（6F歌広場その他）
・池袋明治屋 → Sweetie Nail（マツキヨのネイルサロン）
・一貫堂時計店 → マツモトキヨシ　
・かつ半食堂 → マツモトキヨシ（上と一体です）
・フランス菓子ゴーフレット → 服部珈琲舎

東口の一等地とも言えるこの一角は、ほとんどマツキヨ村になっていますね。
そういえば昨年の11月にMinoxで撮影した写真がありました。

写真の左端に工事中のビルの鉄骨が少し写っています。
この一角、全部纏めて大きな建物にすれば効率が良かったのに、
マツキヨ側で何か別の戦略があるのでしょうか。
いずれにせよ、現在低層の建物しかない角地一帯も、遠からず高層ビルになるはずです。
それまでに、路面電車が復活するといいですね。