その右奥の日傘の女性や右手前の植木鉢はきちんとボケています。
様々な条件下で試したところ、合焦速度や正確性はF90の圧勝でした。
その性能は現代のデジタル一眼にもひけをとりませんでした。
ということは、F90が発売された1992年から現在までの間、一眼レフの受光部は
「フィルム」から電子式の「イメージセンサー」へと全く違う方式になりましたが、
それ以外の要素は、ほとんど変化していないんですね。
ある意味、もったいないです。
ネットの世界では、よく
「フィルム形状のセンサーを開発してほしい」との夢が語られます。
本当にそんなものが開発されたら嬉しいです。
フィルムとセンサーを入替えるだけで、半世紀以上前のバルナックライカやニコンFが、
フィルムカメラになったりデジカメになったりしたら、どんなに面白いことでしょう。
そうなったら、昔のカメラも見直されて人気が戻り、
私が1/100の値段で入手したフィルムカメラが、
全部100倍の値段に戻って、私は大もうけできます。
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