” MC_ROKKOL-PF_55mm f1.7 ”という地味なレンズを持っています。
これは昔の愛機だったSR-7の修理を手掛けながら、どうにも上手くいかず諦めた時のこと。
やむなく中古カメラ店で購入したSR-7に、いわばおまけで付いていたレンズでした。
「三台目のミノルタSR-7(https://mejiro.asablo.jp/blog/2013/03/03/6735597」と、
「カリカリ画像のロッコールレンズ(2)(https://mejiro.asablo.jp/blog/2015/03/21/7595036)」に書きました。
それから更に十数年の月日を経て、
最近「虹色ゴースト」レンズとして注目されているらしいです。
最初は「虹色?、何それ?」という程度の認識でしたが、
TVのCFなんかでも流行っているようです。
これはNTT東日本のCFです。
二人の女の子の後ろ姿に虹色の線が被さっていますね。
私も鬼子母神でやってみることにしました。
カメラとレンズの知識を紐解くと、これは要するに画面に光源を写し込む逆光状態で撮れば良いはずです。
でも根本的に生真面目なこのレンズは、
順光で撮るとこんな感じで相変わらずキッチリ写ります。
参道の景色ですね。そこで、わざと逆を向いて撮ると、
フレアがかかったコントラストの低い画像になりますが、虹色の線は少しだけ。
そんな風にしばらく歩いて鬼子母神手前の公園に来た時、
これか!と感じるものがありました。
滑り台のスロープに太陽光が当たって眩しく輝いていました。
それを画面の端に入れてファインダーを覗くと、
ついに、それらしいゴーストが発生。
数カット試して、虹の形が一番はっきりしていたのがこれです。
とりあえずこれで満足し、あとはいつものように鬼子母神の境内で普通に撮影。
ここでは、眩しい銅板屋根を写しても、
逆光で人物を撮影しても、
相変わらず生真面目にキッチリ、地味に良く写っていました。
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