Rollei A110-110フィルムをスキャン
2013-09-06


前回)からの続きです。

フィルム現像は業者さんに頼み、
そこから自分でスキャンしてデジタルデータとし、
それをPhotoshop-Eで自由に調整する、
というのが私の銀塩写真の楽しみ方です。
110フィルムもそうやって何枚か作ってみました。
当時の最小カメラとしては良い写りだと思います。
レンズも定評あるテッサーの23mmですからね。

1.新宿南口の風景
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2.新宿高島屋のマネキン
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3.目白の急坂
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4.甘泉園の滑り台
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5.鬼子母神参道
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6.法明寺山門
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さて、このようにローライA110で銀塩写真を楽しむためには、
手持ちのスキャナーを110フィルムに対応させなければなりませんでした。
その方法を紹介します。

まず、110フィルムを35mm用のネガホルダにセットするための
マスク(黒枠)を35mmフィルムと同サイズで作ります。
禺画像]
上から、35mmフィルム、袋に入った状態の110フィルム(小さいので無くしそうです)、
そして自作したマスクです。

マスクの裏側端部はポケット状にして、
110フィルムの端部が潜り込むようにしてあります。
我ながら、やる事が細かいです。
禺画像]


これをホルダにセットして普通にプレビューします。
禺画像]

ここで、35mmフィルムの場合は、ネガサイズ自動認識機能が働くので、
各コマを次のようにサムネイル表示してくれます。
禺画像]
ここから必要なコマをチェックするだけで、本スキャンへ移れます。

しかし、110フィルムの場合は、各コマが自動認識はされないので、
次の画面になります。
禺画像]
ここから、本スキャンしたいコマを一つずつマウスで四角指定します。
上の写真の点線がそれです。
ちょっと眼が疲れます。
これを24コマ指定して本スキャンすれば、フィルム一本分が完了です。

こうして”Rollei A110"をやっと自分のものにする事ができました。
やはり、三十数年前のカメラを甦らせるのは、一筋縄では行きません。
全てのハードルを越えるのは、なかなか根気のいる作業でした。
今思うに、”Less is more.”とは
「手間が掛からないはずのカメラこそ、実は多くの労力を必要とする」
という意味だったかも知れません。
(終り)
[カメラには名前あり]

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