目白を丸くするフジペット
2013-06-03


...(前回)からの続きです。
フジペットにフィルムを装填しました。
五十数年ぶりです。
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巻上げていくとボディ背面の(赤窓)に数字の(1)が現れて、
一枚目の撮影位置までフィルムが巻上げられたことを示します。
撮ったら次は(2)の数字まで巻上げます。ローテクです。
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万一、この数字を見逃したり、行き過ぎたりすると、失敗です。
結構、緊張します。

また、二重撮影防止装置などは付いていませんから、
撮影→巻上げ→撮影→巻上げ、この順番をきちんと守らないと、
幽霊写真が撮れたり、空白のコマが生じたりします。
昔は、それで何回か失敗したような気がします。
その点に注意しながら、今回は、おとめ山公園を中心に撮影しました。

公園の中は、都内とは思えない鬱蒼とした森です。
この環境では、フィルム感度400が生きてきます。
NDフィルターを付けずに撮って丁度良いです。
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太陽の光が十分ある所では、NDフィルターが必要です。
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色々な条件の光に対応できて、フジペットも幸せです。
そして、最もフジペットらしい写真を最後に一枚。
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山手線越しにボクシングジムを写しました。
屋根と線路がたおやかな曲線を描いています。
この丸みがたまりません。

フジペットで銀塩の世界にいざなわれた子供は多かったはずです。
そして、「地球は丸い」と小学校で教わった子供たちは、
このフジペットで撮った写真を見て、
「やっぱりそうなんだ。地球は丸いんだ」と実感したんです。
[目白の風景 今昔]
[カメラには名前あり]
[写真 walk & shoot]

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