バレエ観賞用の双眼鏡
2012-11-30


先日、ロシアのマリインスキー・バレエ団による「白鳥の湖」を東京文化会館大ホールで見てきました。
白鳥の第一人者であるウリヤーナ・ロパートキナの踊りに改めて感動です。
彼女の白鳥を生で見るのは3年ぶりでしたが、以前よりも私の鑑賞力が向上したらしく、舞台に目が釘付けになりました。

彼女の踊りで素晴らしいのは、手足の先端まで完璧に演じるのは当然として、顔の表情も白鳥または黒鳥に成りきっている事です。
家に戻って、今度はDVDでその場面をおさらいしてみました。

これは白鳥のオデット姫です。伏し目がちの表情に、白鳥に姿を変えられた悲しみが現れています。
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こちらは黒鳥のオディールがジークフリート王子を欺くところです。
勝ち誇ったような眼差しが印象的です。こんな風に見つめられたら王子が虜になってしまうのも当然です。
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さて、DVDでは彼女の表情がよく分かるように撮影されていますが、実際に生の舞台を見ている時は、そうはいきません。
今回確保できた席は、S席といいながら2階の2列目でした。こんな感じでした。
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ちょっと遠目ですね。

舞台全体を眺められれば満足という人とか、あるいは海洋民族のように超視力の人とかでなければ、欲しくなるのがオペラグラスです。
我が家には双眼鏡が三つあります。
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機種名を記しますと、左から
Nikon ポロプリズム双眼鏡 7x50CF
OLYMPUS Coleman Binoculars 8x21
日の出光学 ヒノデ 5x20-A1

Nikon は星座観賞用に30年前に購入したもの。重くてバレエには持って行けません。
OLYMPUS は最も標準的な双眼鏡で、バレエ用に買い求めたものですが、倍率が8倍なので結構「どアップ」な感じになってしまい、踊り手の周辺を見逃す恐れがあります。

そこで、さんざん調べ尽くして、やっと理想の双眼鏡に出会いました。それが一番右側に写っている日の出光学の5倍の製品です。
これを使うと、だいたいどこの席からでも踊り手の全身が見え、且つ表情まで分かります。そして双眼鏡を目に当てていても、舞台全体の雰囲気も何故かうまい具合に感じることができるのです。
購入してから2年以上経ちますが、バレエ鑑賞にはいつも持って行く愛用品です。
[カメラには名前あり]

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