目白に珠玉のポケットパーク
2012-06-14


故郷に帰った時に昔遊んだ遊園地などを見て、「あれ、こんなに小さな公園だったかな?」と思う事があります。幼年時代のスケール感は大人のそれとは違うようです。今見ると端から端までいくらも無いような公園でも、子供の活動には十分な広さなのかもしれないです。むしろ「自分ち」からあまり遠くない所にある事が一番大切なような気がします。そんな感じの児童遊園が目白にあります。場所は「目白の森」と同じ目白四丁目です。静かで、公園があり森があり、この周辺に住んでる方が本当に羨ましいです。
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私がこの公園について「珠玉」と思う理由は、敷地のレベル差が上手に生かされているからです。入口から奥に向かって高さ60cmほどの階段があります。このために、遊び場へのアクセスがドラマチックなものになっています。また、階段脇のサツキの植込みが、斜面であるが故にいっそう引き立ちます。

「しかし、これでは車いすが登れないのでは?」との疑問が湧くかも知れませんが、ちゃんと隣にスロープも用意されています。
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また、敷地が奥に向かって全体的に上り勾配になっているものの、周辺の住宅地よりは少し掘り下げられています。そのために公園は落ち着いた雰囲気になり、住宅は窓から覗かれる心配がなくなりプライバシーが保たれる、そのようなレベル設定になっています。
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まあ、こんな能書きはどうでも良いのですが、とても可愛い二歳の女の子がおばあちゃまと遊んでいました。
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この子には、この児童遊園が将来どんな風に記憶に残るのでしょう?
多分「おばあちゃんちの近くの公園って今見ると小さかったんだね。でも、私あそこが大好きだったんだよ!」と思い出すのではないでしょうか。
[目白の風景 今昔]
[独断、目白の名建築]

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