ライカの旧型には露出計がありません。撮影時には何らかの形で適正な露光値をカメラに与えてあげなければなりません。その方法をいくつか検討しましたが、私の出した結論は下の写真です。軍艦部にメーターがのっています。
この結論に至るまでの検討案を一応書いてみたいと思います。
■その1:カンに頼る
以前にMinox型カメラを使っていた時はこれでした。
結構これでいけるものです。自分の感覚を研ぎ澄ますのが格好良いと思います。富士フィルムのデータを基に露光ガイド(一覧表)を作ってみました。
■その2:プロっぽく入射光式露出計を使ってみる
昔のプロ写真家が皆使っていたセコニックの露出計(1975年製造)です。完動品ですが、屋外のスナップ撮影が多いと思われるライカには向いてないです。
■その3:デジカメを併用する
露光データが表示可能なデジカメにて測定してから、その数値をライカに移す。例えば私の持ってるCASIOのEXILIM(これはGPS機能もあり)。
また、iPhoneアプリの”Pocket Light Meter"も数値が読取りやすいです。
この2機は、いずれもGPS機能を備えているので、測定だけでなく同時に撮影もしておけば、後日ライカによる写真にExif情報とGPS位置情報を与える事も可能です。とはいえ、この方法はどう考えても邪道のような気がします。
■その4:フォクトレンダーのVCメーターUを付ける(ベストな方法)
この結論を得るために、これまで御託を並べた感もなきにしもあらず。このメーターは測定結果をLEDにて表示してくれて、赤の矢印が出たらその方向に左の絞りダイヤルか右のシャッターダイヤルを回し、中央の緑のLEDが点灯したらその組み合わせが適正と判断させるものです。カメラのアクセサリーシューにクリップオンすると最初の写真のようにカッコ良く決まります。このブラックタイプはしばらく品切れでしたが、先日やっと入荷したので即購入となりました。使った感じは、大変良好です。
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